捨てられない朝市への特別な感情2018/08/07


それぞれの都市には必ず朝市があります。この朝市では、旬の新鮮な食材が庶民たちに届き、値段も非常に手頃であり、「夜市」(夜の屋台)と同じく、市民たちに親しまれています。そして朝市はその地方のことを知る窓口となり、都市文化の一部にもなっています。

長年にわたって存在する朝市は、すでに近くの住民の生活の一部となっていて、市民たちに多くの便利さをもたらしました。都市規模の拡大に伴い、北京のような大都市では、団地が集中するエリアでは、高齢化が進み、朝市は高齢者たちにとって非常に便利な存在になっています。しかし、朝市の一部は、道路を占拠して開くものもあり、交通渋滞などを引き起こしたりします。さらに近年都市機能の転換などの理由で、市内のあちこちに存在していた朝市は、徐々に数が減り、次第に消えてしまいました。

幸いに北京の郊外では、都市と農村の境界部では、依然として伝統的な早市が残っています。これらの朝市は川のそばや緑のトンネルみたいな並木道に集中し、毎月固定の日(例えば旧暦の1 , 6 , 11 , 16 , 21 , 26日)などに市場を開いて、その日の午前の11、12時ごろに閉鎖されます。朝市の中には新鮮な果物や野菜が出そろい、農家自家産のものばかりで、無農薬のため、近くの住民たちがいつも家族を連れて車を運転したり散歩したりして朝市へ新鮮な野菜などを仕入れにきます。

キャッシュレス決済が普及するにつれて、このような朝市でも農家の人たちも、自分のアリペイやウィチャットペイのQRコードが印刷した紙を道端に置き、野菜などを買う人たちは携帯で支払うことがほとんどです。とても便利で衛生的であります。もし開市した日がちょうど週末になった場合、ぜひ郊外の朝市に行って、周りの田園風景を楽しみながら、人込みでにぎやかな朝市の雰囲気を体験してはいかがでしょうか。

 
緑のトンネルにある朝市   新鮮な野菜が出揃う
 
農家自家栽培した新鮮な野菜   携帯でキャッシュレス決済

 

 


日中経済協会北京事務所札幌経済交流室 呉海瀟
2018年7月

 

 

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